今日は午後から連れ合い(女将)と二人で近所の山に茶摘みに出かけました。
連れ合いが仲良くしていたおばあちゃん達のお供をして始めたのがきっかけで、もう10年くらいになります。
しかし今、おばあちゃん達の姿はありません。お一人は亡くなりました。ほかの方も足腰が弱くなって、足元の悪い斜面を登ったり下ったりはとてもできないからです。
そんな訳で茶の木は誰の手も付いておらず、勝手気ままに摘むことができます。
私はできるだけ効率良く摘みたいと、手提げかごを風呂敷に包み、これを腰にくくりつけ、丁度カンガルーのようにお腹をポケット状にしました。
一方連れ合いは、葉っぱが大きく枚数の多い木を求めて小まめに歩き回ります。これまで何回か来ているので、どこに育ちのいい木があるか頭に入っているのです。
麓では車の行き交う音がかすかに聞こえ、林の中では鳥の声やカラスが林間を飛び交う羽音なども届きます。陽射しがまだら模様に差し込む山中での茶摘みは、なかなかのどかで良いものです。
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