
今回のお客様は2泊の予定でシンガポールからお見えになった二十代の女性でした。
以前神戸にお住いだった経験もあり日本語がお上手。しかも随分と日本をご旅行されているようで、北海道の利尻や礼文島など、私どもも行ったことがないところもご存知でした。
長期休暇を使って、今回は四国一周、今回は北九州巡りといったように、
車でじっくりと観光するのだそうです。
一昨日までお友達と一緒に韓国に寄ってから、一人で日本に見えたとのこと。
昨日は豊岡など兵庫県北部にいらっしゃる予定でしたが、降雪の予報も出ており、しかもお使いのレンタカーが冬用タイヤではなかったので変更をお勧めしたところ、どうやらもう少し南寄りをゆっくりと観光されたようです。
以前、朝来市の竹田城跡にも行ったそうですが、残念ながら雲海は見られなかったとのこと。それではと、当地の千ヶ峰でも見られるかも知れないと今日予定していました。
しかし、夜半から風が強いなと思っていたら起きてみると何と吹雪!!! まったく予想していなかったのでビックリ。山を見上げるとすっかり雪化粧なので、今日も千ヶ峰登山は断念し、昨日電話で予約しておいた和紙(杉原紙)の紙漉き体験からスタートしました。
ここでは受付から出来上がりまで20分ほどで和紙の紙漉き体験ができ、1時間程度の乾燥時間で完成品を受け取ることができます。
和紙材料の溶液を型枠でしっかりすくい取るので、両手首の更に上まで水につける必要があります。その冷たさにビックリしながらも無事終了。かなり厚手の和紙が出来上がり、これまたキレイな封筒に入れて受け取れます。
番頭(私)は初めて見たのですが、簡単にしかも短時間でオリジナルのシートが出来上がるので、楽しめるしいい記念になると感じました。
この後、古墳からの出土品などが見られる地元の施設などをご案内し、昼食の後お別れしました。
聞くところによると、年末には結婚されるとのこと。是非またお二人でお越しいただければと思いながらお送りしました。
出来れば雪の心配が無く、水の冷たさも心地よい時期に。
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