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屋根補修

建築工事も出来る近所の製材所のご主人に教えてもらった屋根やさんに、傷んだ部分を直してもらうため、昨日から来てもらっています。


東の離れはテッペンの漆喰がところどころ剥がれ落ちて、下の方に散乱しています。そして二つの面が合わさる傾斜のついた瓦のところは漆喰だけだはなく、内側に塗り込んである土壁がすべて雨で流れ落ちて、向こう側が見通せる状態です。

更に母屋は、玄関左上で2面の雨が合流してトユに流れ込む銅板に穴が開いているようで、降雨のときはいつも軒にせり出した部分で雨垂れが起き、軒材自体が腐るのではないかと気になっていました。

もう一箇所、北西方向の鬼瓦と言うのでしょうか、装飾された瓦から上部に湾曲して登っている部分が、何かが激しくぶつかったのか、少し左側にブレて先端が破損しているのです。

この部分は見積もりをしてもらうまで全く気が付いていなかったので、当然のことながらプロの目は正確だと再認識しました。


ここ以外はやはり、いろいろな方向からの風雨にさらされる屋根にとって仕方のない経年劣化のようです。

今回の補修でそれぞれの建物が少しでも延命できればと思います。

これで、母屋2階にある洗面所から天理教分教会越しに山を眺めたとき、黒い瓦の上にパラパラと散乱した白い漆喰が気になることもないし、玄関駐車場から農具庫の上を仰ぎ見たとき、『アレッこの漆喰、他に比べてやけに白いと思ったら、発泡スチロールを型取りしてハメ込んでるやん!』と呆れられることもなくなります。