昨日、今日と、女将と一緒に留学生の観光にお付き合いしました。
昨日はススキで有名な高原から(ススキ原を維持するため野焼きすることに驚き)高速道路を走ってそばで有名な城下町へ(やはり5皿では物足りない)、その後少し走って美人になるという温泉(温泉が初めての彼は痛く気に入り、3人のうちで最後に出てきました)に入り、最後はパワースポットの神社で一日を終えました。
夕食は但馬牛のすき焼きを私達と一緒に堪能、これも『美味しい美味しい』と食が進み、ご飯は3杯分は食べたのではないでしょうか。
最終日の今日、香港では午後まで寝ているという彼に配慮して7時半の朝食を8時に遅らせ(?)、10時に民宿を出発しました。
連休のお客様を目当てに、まずは我が自家菜園の里芋、サツマイモ、オクラ、ニンニクを道の駅に出荷し、すぐそばにある和紙製造工程が見られる工房へ。以前どこかで(外国かも?)製紙工場を見学したことがあるという彼は非常に興味を持ち、今後の研究テーマになるかもとまで言いました。
次はこれも当地の目玉である棚田へ。残念ながら稲刈りは完全に終わっており、しかも稲を作っていなかった田んぼもあるようで、感動とまでは行きませんでした。ここも稲のつくり手や維持管理が今後の課題になりそうです。ただクルマを停めたそばのコスモスは見頃で美しく、これをバックに記念写真を撮りました。
走っている途中で柿の実の話題が出たので自宅に戻り、向かいの土地にある小ぶりの柿と、庭にある富有柿をいくつか採って食べてもらいました。
小さい方は私も子供の頃から大好きなもので、種が多いのですがとても甘いのです。彼もこの柿をとても気に入り『甘い!』を連発していました。
急に用事が入った連れ合い(女将)を残して近所で昼食の卵どんぶりを食べ、急いで民宿に戻りました。何故かといえば、午後から地元の神社で秋まつりの『餅まき』があるからです。我先にと一つでも多くの餅を拾おうとするあの高揚感が大好きです。
彼は撮影係に回ると言いますが許さず一緒に拾ってもらいました。初めてですがいくつか拾ったようです(連れ合いもいつの間に来たのか、気がつけば眼の前で袋を持ち奮闘していました)。
ただ失敗したのは、自分たちの立っているところは木の枝が張り出していたり、のぼりが立てられていたりで、投げる方も難しいし、投げてもその枝やのぼりに当たって自分たちのところまで届きにくいことでした。これは来年への教訓です。
ひとしきり楽しんで帰宅。彼はこの行事は年に一度かと尋ねるので、そうだと応えると、ラッキーだったと喜んでくれました。こちらも農村で続く伝統的な行事を目の当たりにしてもらったのは本当に嬉しい限りでした。
宿泊代の精算を終えていよいよ出発です。
到着時は極々本数の少ない路線バスで、異常に重いキャリーバッグを引きずりながら来てくれたので、駅までクルマで送ることにしました。
さっきまでは結構賑やかにスマホの通訳ソフトで会話していたのに、駅までの数十分はほとんど会話はありませんでした。
今日は神戸のB&Bで泊まり、明日からは日本語の勉強をしながら定住できるところを探すそうです。
日本には親しい知人は居ないそうなので、いい所を見つけられるか至極気がかりですが、これまでもカナダやノルウェーなどを旅しているそうなのですが、こちらの取越苦労かも知れません。
離れていてしかも中国語が全くできない私達ではほとんど役に立たないでしょうが、いつ訪ねてきても、美味しいご飯と寝るところは提供します。
今回も濃厚な体験をさせてもらいました!
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