当地のゴールデンウイークは昨夜からの雨の中で終わろうとしています。
先週末から合わせて6組のお客様にご利用いただきましたが、あえて現状をお伝えするとともに、今後もくつろいでいただける民宿運営のため自戒の念も込めて書きます。
お客様が出発された後、民宿内外の片付けや掃除をしていて気づいたこと。
1.バーベキューのため外キッチンをご利用いただいたが、まな板や包丁が使いっ放しで放置されていた。このためまな板は脂分が残ってシミになっていた。
2.紙おむつ用のバケツを備えていたにもかかわらず、バーベキューのゴミの中に紙おむつが入れられていた。
3.喫煙スペースを決めて火鉢の灰皿を備えていたにもかかわらず、ビールの空き缶に吸い殻が詰め込まれていた。
4.備え付けのおもちゃが壊され、その一部が残り湯の流されていない浴槽の中に沈んでいた(おもちゃの破損に関して謝罪はありませんでした)。
5.火鉢を転用し川魚を放していた水槽に、バーベキューで使った紙皿やごみが投げ込まれ、水は濁って表面には油が浮いていた。浮かべていたスイレンの葉がちぎられていた。
6.室内や縁側にお菓子が散らばり、袋や飲みかけのジュースが飾り棚に放置されていた。
反対に、私どもが驚き感謝したくなるほど丁寧にそしてキレイに使っていただいたグループや、いろいろとお褒め下さった方々も勿論たくさんいらっしゃいました。
民宿や民泊、ゲストハウスなどと呼び方は異なっても、私どもと同じように宿泊施設を運営されている皆さんは強い愛着をもって、お客様に少しでも心地よく過ごしていただこうと日々維持管理に努め整理・整頓・清掃しておられると想像します。しかしそういった気持ちや準備が顧みられないのは非常に残念で悔しい思いです。
宿泊施設の紹介サイトによっては施設側(ホスト、オーナー)に宿泊者(ゲスト)の評価を求めるところもあります。民宿を始めた当初、こういったシステムに少なからず驚きと抵抗を感じました。お客様は”神様”であり、お金をいただく側からお客様の評価をするなど恐れ多いし僭越だと思っていたからです。しかし民宿を始めて一年近く経った今考え方も変わってきました。宿泊施設のルールやお願い事を事前にきちんと確認しないまま、「お金を払っているから」「勝手気ままに」「好き放題に」使おうとする方が一部にあるため、その反省から生まれたシステムではないかと思い始めたのです。
忙しいスケジュールの中に私どもでの宿泊が組み込まれ、時間と気持ちの余裕がないのかもしれません。子供を自由に遊ばせてゆっくりおしゃべりしたりお酒を飲んだりしたいのもよく分かります。しかし、他人のものも(は)大切にする、丁寧に扱う、汚さない‥‥ 少なくとも最低限のことは守って(守らせて)いただきたいのです。
今回のことで私どもも見直したり改善したりすべき点があると痛感しましたし、大変勉強になりました。
ゲストとホストがともに”しこり”を残さないため、お気づきの点は指摘いただきたいし、ご希望や注意すべき点などがあれば、あらかじめお知らせいただくと大変助かります。
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