今日お発ちのお客様は福岡からの親子5名様でした。
到着前に『いま岡山で、あと2時間ほどで着きます。』とのメールが入ったので、車でのお越しだと分かりました。当地でも昨日は小学校の終業式だったようなので、春休みを利用した観光の途中に寄ってくださるのかなと想像していました。
ところが夕食の際連れ合い(女将)がお尋ねしたところ、何と転勤に伴う静岡への移動途中だとのこと。
私達も仕事の関係で、子供を伴って何度か引っ越しをした経験があるので、宿泊施設のそういった使い方があるということは分かりますが、自分たちの民宿が選ばれるとは全く考えていませんでした。
完全に日が暮れてからの夕食は当地自慢の『播州百日どり』の鶏鍋。食べ終わったご夫婦からネギの甘さや肉厚椎茸の立派さも褒めていただきました。
肉に添えた野菜はすべて連れ合い(農園主)が丹精込めて作ったもの、そして椎茸は番頭の私が原木を放ったらかしにしてできたもの!?
さほど特徴のない私達の民宿がいくつか誇れるものは、有機物だけを肥料として使い、一方農薬は使わない採れたて野菜が愉しめる点です。このことを褒めていただけたことが何よりの喜びです。
忙しい移動途中なのでノンビリとくつろいでいただくことは出来ませんでしたが、子供さんも含めて思い出の一つにでもなれば、これに勝るものはありません。
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